実は日本と身近なハワイアン・アーティスト:コリーン・ウィルコックス

ども!ぱるみじゃーのです!

 

お正月といえば、ショッピング!

ということで、友人の向山雄治さんが経営する

セレクトショップで、お買い物をしてきました〜!!


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コリーン・ウィルコックスのグッズです♪

ウエストポーチ、手鏡、スマホカバーの

3つを手に入れました〜!!


コリーン・ウィルコックスは

ハワイの現代アーティストで

彼女のアートワークをふんだんに使ったグッズが

ネットショップを中心に展開されています。


まだまだ取扱いしている実店舗は少なく

向山さんのセレクトショップは、

コリーングッズを手に取って物を見られる貴重な店舗。

色んな種類のコリーングッズが並べられていて、行くとワクワクします!!


直感的に感じるかわいいさやカラフルさの魅力に加えて、

実は、日本人にとって、身近に感じられる背景を持っているコリーン作品。


一緒にそのルーツを一緒に見てみましょう!

 



インスピレーションのもと

コリーンは、インタビューで

自分の作品についてこう語っています。

 


世界中の過去または現役のアーティストで、

あなたがインスピレーションを感じるのは誰ですか?


ゴーギャンや、クリムト、アルフォンス・ミュシャ、それから、アールヌーヴォー様式とアールデコ様式の全般が好きです。そして、John Melville Kelly(ジョン・メルヴィル・ケリー)、Frank McIntosh(フランク・マッキントッシュ)、 Arman Manookian(アルマン・マヌキアン)や、20世紀前半ここハワイをモチーフに数多くの広告ポスターやグラフィックデザインをしていたCharles Bartlett(チャールズ・バートレット)他、ハワイのアーティスト達は大好きです。北斎のような、日本の木版画様式にも魅力を感じます。

Colleen Wilcox(コリーン・ウィルコックス)について

 

 

なるほどなるほど。

ゴーギャン、クリムト、ミュシャ

アール・ヌーヴォーとアール・デコなどなど

キーワードがたくさん。

 

一見、雑多な感じに見えるんですが、

これらの画家や作風、様式について知っていくと

コリーンが自分の作品にうまくミックスしていることがわかりますよ。


 

細かーい説明より、まずはイメージが大切♪

インスピレーションもとになった作家の代表作をみてみましょう!

 

平面・線で描くこと

まずは、ゴーギャン、クリムト、ミュシャをみてみましょう。


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ゴーギャン作《タヒチの女》


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クリムト《アデーレ=ブロッホ・バウアーの肖像Ⅰ》

 

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ミュシャ作

 

ゴーギャンとミュシャを見てみると、

人物を描くために輪郭線をはっきりとっていますよね。


あと、クリムトも、女性の顔こそ

グラデーションをつけて立体的にしていますが、

服、背景、髪の毛がぺたっと平面的。

 

・輪郭線をとること

・平面的に描くこと


これのなにが問題?


そういう人は

ルネサンス絵画と見比べると、

それまでの西洋の絵画の描き方と

全然違うことがよくわかりますよ。


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 レオナルド・ダヴィンチ《モナリザ 》



元来、西洋絵画では

輪郭線という現実には存在しない線を描くことは

ありえませんでした。

 

それが変わったのは、19世紀末のパリ万博です。

 

浮世絵を中心とした

様々な日本文化がパリで紹介されたことで、

極東アジアのめずらしい表現

(輪郭線でモノを表すこと、平面で構成すること)

に人々は影響されたんです。


日本文化の影響のことを
ジャポニスムといいますが、
北斎の影響力は絶大でした。

B35BE30B-D350-4712-8244-7546EE1083FE.jpg北斎《凱風快晴》


曲線美
コリーン作品の特徴である曲線美。

曲線をよく使うなめらかな画風の影響は、

アール・ヌーヴォーから来ているんじゃないかと思います。

 

アール・ヌーヴォーというのは

19世紀後半の芸術様式です。


シンプルで質素な大量生産品の流通に反発して、

花や植物などをモチーフにした

曲線的な表現が特徴とされています。

 

ミュシャは、アール・ヌーヴォーを代表する

グラフィックデザイナーなので、

アール・ヌーヴォーの絵ってなんだっけという人は、ひとまずミュシャを見れば、特徴がわかります。

 

コリーンの作品は、ハワイの自然である波、植物、花だけでなく女性も含めて、曲線的で、フリーハンドの有機的な線で描かれています。しかも、葉脈やハイビスカスの筋まではっきりくっきりした黒い線で描かれてます。

 

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 画像引用元

https://colleenwilcoxart.jp/?mode=f10

 

 

 

都会的な色味

アール・デコの影響と思われる点は、

色のあざやかさです。

 

アール・デコというのは、

アール・ヌーヴォーの次に時代の潮流を作った20世紀前半の様式です。

 

アール・ヌーヴォーの装飾的で華やかな文化は、第一次世界大戦をきっかけにうって変わって、

シンプルさが求められるようになり、衰退していきます。


その後、盛り上がってきた様式が、

アール・デコです。


つまり、アール・ヌーヴォーに反発する形で

アール・デコという様式がでてきたということを理解していただけるといいと思います!

 

アール・デコでは、直線的で、幾何学模様が使われるのですが、コリーン作品に大きく影響を与えたのは、コントラストの強い色使いだと思われます。

 

アール・デコの代表的なグラフィックデザイナーであるカッサンドル(ちなみに、イヴサンローランの”YSL”の初期のロゴデザインはこのお方の作品)のポスターデザインを見ると、

コントラストの強さがよくわかります。

  

コリーンの作品は、緑、黄色、ピンク、オレンジなど1つの画面の中に何色も使われていて、それぞれの色が際立つようなレイアウトになっています。

 

まとめ

コリーン作品の特徴をまとめるとこの4つです。

 

・平面的

・曲線的

・はっきりした線描

・コントラストの強い色使い

 

ハワイ!かわいい!きれい!

だけではなく、実は元のルーツを探ると

私たち日本人に身近な浮世絵に戻ってくるという。

さらに親しみやすく感じちゃいますね。


ちなみに……

今回は作風についてだけでしたが

ビジネス戦略として、グッズ化している点や、「プリント」した作品を販売しているという意味で、ハワイのアーティスト(?!)として一世を風靡したラッセンと比較してみると、コリーンのビジネスとしてのアートが見えてくるんじゃないかなと思います。


(一時期はやったギャグ「ゴッホより、普通にラッセンが好きー!」のあのラッセンです(笑))


ラッセンとの比較は

また機会があれば、

書いてみようと思います😋🎶

 


参照元

コリーン・ウィルコックス公式ページ

 

今回登場した作家について

詳しく知りたい方はこちらのリンクからどうぞ。

ゴーギャン

クリムト

ミュシャ

ダヴィンチ

北斎

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